Sticky Fingers
1. |
Brown Sugar |
2. |
Sway |
3. |
Wild Horses |
4. |
Can't You Hear Me Knocking |
5. |
You Gotta Move |
6. |
Bitch |
7. |
I Got The Blues |
8. |
Sister Morphine |
9. |
Dead Flowers |
10. |
Moonlight Mile |
ローリング・ストーンズは前作『Let It Bleed』で所属していたレーベルを離れ、新たにレーベルを設立しました。その記念すべきローリング・ストーンズレーベル第一弾のアルバムがこの『Sticky Fingers』です。この頃から有名なベロマークのロゴが使われるようになります。このアルバムもかなりの傑作として有名です。ロック好きの方ならジャケットだけでもご存知だと思いますが、傑作に相応しく名曲が沢山収録されています。これぞキースのギター!と滅茶苦茶カッコいいリフで始まる「Brown Sugar」はライブでは欠かせない曲で何度聴いても飽きないです。「Sway」の泥臭さはかなりのカッコ良さです。「Wild Horses」は泥臭さもありながらとてもカントリー風の綺麗な曲で、「Bitch」は一度聴いたら忘れられないリフとミックのボーカルのインパクトが凄まじい曲です。カヴァー曲の「You Gotta Move」はまさにこの頃のストーンズにピッタリのアメリカ南部の泥臭さ満載のカヴァーだと思います。「Wild Horses」に続くカントリー風の「Dead Flowers」はストーンズらしい独特の雰囲気を醸し出していて、ファンの多い隠れた名曲だと思います。前作では貢献度が低かったミック・テイラーですがはこのアルバムからは本領発揮しています。メロディアスで印象的なフレーズを次々と繰り出すミック・テイラー無しにこのアルバムはなかったといってもいいでしょう。「Can't You Hear Me Knocking」「Moonlight Mile」におけるテイラーのセンスは今までにストーンズになった武器です。そんなテイラーの加入により独自のタメやカッティングを得意とするキースは以前にも増してストーンズサウンドの要であるチャーリーとのリズムアンサンブルに比重を置けるようになったとされています。テイラーの加入がまさに正解だったといえる傑作。
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