Dirty Work

1. One Hit (To The Body)
2. Fight
3. Harlem Shuffle
4. Hold Back
5. Too Rude
6. Winning Ugly
7. Back To Zero
8. Dirty Work
9. Had It With You
10. Sleep Tonight
11. Key To The Highway

アルバムジャケットのど真ん中に堂々と居座るキース、それがこのアルバムの内容を反映しているようです。このアルバムを製作する前あたりからからミックがストーンズよりもソロ活動に力を入れてしまい、頑なにローリング・ストーンズというバンドに拘るキースとの間に溝が出来てしまいます。しかも、いざ製作が始まってもミックはソロ活動に勤しんでしまった為にほとんどの責任をキースが背負ってアルバム製作をしたので彼の色が強く出たアルバムになりました。 このアルバムはそんな頑なにローリング・ストーンズに拘るキースの想いが詰まっているアルバムだと思います。このアルバムは攻撃的な勢いの曲が多い気がしますが、キースが怒っていたからなんでしょうか?「One Hit (To The Body)」「Fight」「Hold Back」「Dirty Work」はロックンロールというよりハードロック的な感じがします。またミックのボーカルが力強いのもそう感じる要因だと思いますが。シングルの「Harlem Shuffle」なんてR&Bのカヴァーなんですが妙に力が入ってます。しかし、勢い一辺倒で終わらないのがストーンズ、「Too Rude」は完全にキースの趣味であろうレゲエ調の曲で聴いていてホッとします。もうキースはこの手の曲は完全にものにしてしまっています。このアルバムで際立っているのが「Had It With You」で、聴いていて懐かしさを感じる軽快なロックンロールナンバーです。でもなぜかベースが入っていません。そしてラストを飾るのはキースが唄うバラード「Sleep Tonight」はかなり胸に沁みます。キースの枯れた声にはかなり癒されます。そしてこのアルバムのラストには隠しトラックでイアン・ステュワートという人が弾くピアノのインストが入っています。彼は6人目のストーンズと言われ(実際結成当初は正式メンバーでした)、ライブやレコーディングでも活躍していたのですが、このアルバムの製作途中に心臓発作で亡くなってしまいます。「Key To The Highway」はそんな彼への追悼の意を込めて収録しています。

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